ニュースでアポ電強盗の話題が盛んだ。
番組では、ここ数年のアポ電強盗とオレオレ詐欺の手口についての紹介がいくつもあったが、どれもとてもよくできたストーリーで犯罪の手口とはいえ犯人たちの想像力の豊かさに感心させらてしまった。
なぜなら、一般の会社には実に使えない社員がいまだに多くいるから。
たとえば私の会社には派遣という立場で15年くらい働いている50歳くらいのアシスタントA子がいた。
A子とランチをしたとき、A子は「私はとてもよくがんばっているのに社員にしてもらえず会社に安く使われている」と涙をこぼしていた。
A子さん、そんなに頑張っているなら、きちんと会社と上司にかけあって社員にしてほしいとうったえたほうがいいよ。
なんできちんとその思いを伝えないの!?
しかし、実際にA子と仕事をして納得してしまったのだ。
社員になれない理由を!
あるとき海外から来日するスタッフに会社のあるビルの入館証をホテルに前もって郵送してほしいとA子に頼んだ。
そしたらA子は「ホテルの誰宛に郵送したらいいですか?」と聞いてきた。
A子さん言われたことしかできない?
何か依頼を受けたら、それをどのように達成するかを自分で考えるという発想がないのかな?
いろんな社内事情がありA子は昨年初めに派遣切りにあい会社を去っていった。
・仕事を達成する想像力がある
・チャレンジする勇気がある
・気が利く
今回紹介された手口を使ったアポ電やオレオレをしている犯罪者たちにはこの3点がある。
それなのに本当に残念だ。
こんな犯罪に手を染めて刑務所に送られて、犯罪で人が死んだら死刑になる可能性だってある。
命を懸けてまで犯罪を犯して、いったいいくらのお金を手にするのか。
犯罪に至るにはその人の育った環境や、その環境からつくられるその人の物事の見方・考え方など様々な要因があるとは思う。
けれでも私はいいたい。
犯罪に向けているその勇気を、世の中に役立つことにチャレンジする勇気に変えてみませんか!?
あなたの才能(想像力・察する能力)は社会で必要とされているし、成功者になれる可能性だって十分にありますよ。
多様な人がそれぞれにふさわしい場で活躍できる社会、犯罪の必要が無い社会になることを強く願っています。