私は定期的にカウンセリングを受けています。
“男女関係”や“人間関係”の問題があり、それを解決したくて「カウンセリング」を受けたのがきっかけでした。
しかし、当時の私にとって「カウンセリング」はハードルの高いものでした。
- 値段が高い
- 効果があるのかどうかわからない
- 私にとって一般的ではない
- 情報があまりない
だから、たまに「ネット占い」や「細木和子の六星占星術の本」なんかで気を紛らわしていたのですが、占いでは私の問題は解決せず泥沼化し、私の心はどんどんと病んでいきました。
私は自分の中でこの苦しさからどうしても抜け出したいという強い想いがあり、思い切って「カウンセリング」を受けたのです。
とはいえ、どうやってカウンセリングを受けるかわからずネットで検索しまくってあるカウンセリングを提供する会社にいきつきます。
そして、どうせ受けるならいい先生じゃないと駄目だ。と思い、いちばん値段の高い先生のカウンセリングを2時間 27,000円で受けることになりました。
当時の私はカウンセリングに3万円近い金額をだすなんて感覚はなく、すごくすごーく悩みました。
しかし、この苦しみから抜け出すきっかけになるかもしれないと藁(ワラ)をもすがるおもいだったのです。
その先生は私の状況を受容しとても理論的に説明してくださったのですが、その時はあまり解決した感覚はつかめませんでした。
けれでも私はあきらめなかった。
さらにお金を投入します。
それから別の先生のカウンセリングを受けたり、心理学の勉強会(1回4~5万円)に参加したりして、2-3年の時間と大金をつぎ込みつづけます。
そんなあるとき抱えていた大きな問題は、いつのまにか問題ではなくなりました。
そして1つ問題が解決すると、その他の人間関係にまつわる問題も以前より早く抜け出すコツをつかめたように感じていきました。
ここまでくるのにざっと300万円くらいつかったかもしれません。
すごい金額ですね。
しかし、使ったお金と時間は、私にこんな効果をもたらしました。
- 以前より自分を大切に思えるようになった
- 他人の言動に振り回されにくくなった
- 自分の感覚に自信を持てるようになった
- 新しいチャレンジに躊躇しにくくなった
- 以前よりも、もっと簡単に他人に対して「No」といえるようになった
- 自分の努力を承認できるようになった
- 不安になり過ぎないようになった
- 大きな夢を具体的に想像できるようになった
- 自分の言動が自分の選択の結果だと自覚が持てるようになった
- 人や物事に対する過度な執着が薄くなった
- 以前よりも自分や自分の未来を信頼できるようになった
これらの効果は数量的に計れるものではないし、上記を見ても「それがどうしたの?」と思う人がいるかもしれません。
しかし、実際に会社では人間関係が劇的によくなり「女帝」と呼ばれるくらい頼りにされる存在になりました。
みんなからの協力があるので、以前ほど自分ひとりで頑張ったり、周りと必要以上に戦わなくても仕事はスムーズに進みます。
そして私は仕事以外に新しいチャレンジをいくつか始め、そのチャレンジが縁でできた新しい人間関係を楽しみ、毎日ワクワクしながら過ごしています。
5年前に問題にはまり込み、悲劇の主人公に浸っていた時からは考えられない状況です。
いまは大きな問題はありませんが、カウンセリングや心理学の勉強をつづけています。
なぜかというと自分を知ることがとても楽しいからです。
中には、一般的にはよくないと思われるような自分にであうこともありますが、それすらも楽しいのです。
たとえば
・尊宅した発言をする私
・痛みを感じやすい私
なんておもうんです。
普段の私は自分が認めたくない部分を「否認」「抑圧」「他人の責任」などの方法でみないようにしていたし、いまでもそうしている部分があるように感じます。
しかし、それは自分の一部を抹殺し、どんどん自分をいびつな形に追い込んでいるように思います。
自分をいたわりながら自分と向き合い、根気強く自分に問いかけていくことで、ある日まるでごほうびのように「その日」はやってきます。
「あぁ、そうか私って○○な人なんだ」
これはとてもうまくいっているサインなんです!
だって私は受け入れたくない事実を知ることはできませんから。
つまり
「自分を知る」=「自分を受け入れることができるくらい私の心が成熟した」
ということなんですね。
これからどんな私にであうのか、とても楽しみです。
振り返ってみると、過去にはこんな自分への投資をしてきました。
英語の学習:500万円くらい(1年間のロンドン留学を含む)
→成果の一部
TOEIC 450点→ 910点
転職に成功し、年収は3倍になった。
中国語の学習:100万円くらい
→残念ながら成果なし。未だに簡単な挨拶さえもできません。
自分への投資を成功させる鍵は、自分がそのプロセスを楽しめるかどうかかもしれません。
英語の勉強は楽しかったのですが、中国語は楽しいというよりは「これをやったら得になる!」みたいな計算で始まりました。
私自身の経験からすると、自分が楽しめないと成果にはつながりにくいかもしれません。