すず猫バー

AAA 浦田直也氏の事件で思うこと

毎日爽快

AAAのメンバー浦田直也氏が、泥酔して一般女性にビンタをしたという事件が先週末にテレビをにぎわせていた。
その事件の記者会見で浦田直也氏は「もうお酒は一生飲みません」といっていました。

そして、今週月曜日の朝のニュースではいろんな番組で、コメンテーター達が意見をのべていたのだが、
その中に「酒が悪いのではない。泥酔してその人の本性がでただけのことだ」といっていた方がいた。

私もその意見に賛成。
お酒を飲むと気持ちが緩(ゆる)む、気持ちが緩むと本音がでやすくなる。

その本音にある感情を抑圧していれば、しているほど、ふとした緩みの瞬間にその症状が強く出るように思う。
普段押さえ込んでいる分、その反動が大きいのかもしれない。

たとえば、私は泥酔してこんな風になった人をみたことがある。

  • 男性を口説きまくる女性
  • 男性に説教しまくる女性
  • 男性に命令しまくる女性

実際に「どうして男を口説きまくっていたの?」という類の質問はしていないので、審議は定かではないが、
彼女たちには何か「我慢」「感情の抑圧」があったのではないだろうか。

というのは、私にも過去に泥酔して失敗した経験があるから、痛いほどわかるのだ。

とある会社の宴会の席で、私は直属の上司に対して「あなたが○○だから、売上があがらないんだ!」と言ったらしい。
泥酔していたので全く記憶に無いのだが、その瞬間、その場にいた全員が目をそらしたということだ。

そして誰もそのことを教えてくれなかったので、私はこの事実を数年間もしらなかった。

なぜ知ることができたのかというと、その日を境に、上司が私に対して冷たくなり、嫌味をいうようになったのが不思議だったので、他の人に「どうしてかな?」ときいたところ、「鈴ねこさん、覚えてないの?あんなこというからだよ」と、やっと教えてくれた。

だから「酒を飲むと本性がでる」という説は、私にはぴったりと当てはまるし、そのことを強く自覚している。

そして、この浦田直也氏の事件を知ったとき、ハッとなった

というのは、私は最近、ある若い女の子に激しく嫉妬したからだ。

ボランティアで参加している無料塾の授業の後、いつも先生たちで遅い晩ごはんを食べに行く。
先生たちは、大学生から社会人まで様々なメンツなのだが、だいたい20代が多く、独身でアラフィフの私にとっては、若い世代と交流できるとても貴重で楽しい時間。

そして、そんなあるとき、20歳くらいの女子大生が、自分の恋愛と就活事情を語っていた。

  • 他に好きな人ができたから、いままでのエリートサラリーマン彼氏を振って、新しい人と付き合い始めた
  • 就活大変だけど、ボランティアや学際の運営委員もやっているから私はかなり有利

この話を聞いて、私は恥ずかしくも、30歳近くも年下の彼女にとても嫉妬してしまった。
なんだこいつ、悩んでいるフリして自慢か!?みたいな感じ。

そして、どうにかして打ち負かしてやりたいという衝動にかられた。
ほんとうに一瞬のできごとだった。
私は、獲物を狙うライオン猫のように、相手に打撃を与える機会を狙っている自分に気づいた。

もちろん、理性があるので、そんな恥ずかしいことはしなかった。

しかし、浦田直也氏の事件をみて思ったのは

この嫉妬を抑圧すると、いつか泥酔したときに私はやる(彼女を攻撃する)な

ってこと。

だから、この嫉妬の気持ちを自分で受け止めて、いつかその女子大生に「なんだかうらやましいよ」って伝えることで、その感情を昇天させてあげることができるといいなと思う。

あとがき

今回の浦田直也氏の事件は、彼にとってとてもいい機会のような気がする。
自分の(無意識の)行動の背景に、どんな自分がいるのか、じっくりと向きあうといい。

彼は芸能人なので、もしネガティブな感情があるとすれば、それを自分で受け止めることができると、もっと味わい深い歌手・俳優となるのではないのだろうか。