なにもやる気が起きない時、なんだか疲れがとれない時。
私の場合、そんな時は「不安にエネルギーを使っている」ことがわかりました。
- 何もしたくない
- 特になにもしていないのに身体がだるい
どうしてそんな状態になっているのか自分をよく観察してみると、未来への不安や過去の失敗への反省や後悔に多大なエネルギーを消費していることに気付きました。
- 住宅ローンを払っていけるのだろうか?
- 4匹の家猫と、3~4匹いる外猫をやしなっていけるのだろうか?
- 死ぬまで生活費を稼げるのだろうか?
- 次の仕事がみつかるのだろうか?
- 新しい仕事をすきになるんだろうか?
- 新しい仕事で稼げるのだろうか?
最近は、どうやら「未来への不安」が私のお気に入りの不安ストーリーみたいです。
そこで、より深く自分を観察していく過程で、自問自答をしてみると、それなりの答えがでてきました。
- 住宅ローンを払っていけるのだろうか?
→払っていけなくなったら、売却すればいい - 4匹の家猫と、3~4匹いる外猫をやしなっていけるのだろうか?
→どうしても養えなくなったら、友人などにお願いして養子縁組も考慮する - 死ぬまで生活費を稼げるのだろうか?
→病気など物理的にダメになったら国や行政に相談する - 次の仕事がみつかるのだろうか?
→選ばなければ仕事はなんでもある - 新しい仕事をすきになるんだろうか?
→好きなことをやってみるしかないが、好きにならなければ転職を視野にいれる - 新しい仕事で稼げるのだろうか?
→始めてみるしかない
どれも、私が思い描いているベストではないけれども、問題だと考えている「最悪の状態」が起こったとしても、なんらかの対処ができるみたいです。
そうとわかると私の心は少し落ち着いてきて息がつける状態になりました。
そうなると不思議なもので、やってみたいことが勝手にいろいろと浮かびあがってくるのです。
そしてその時やっと気づいたことが「私はずいぶんと自分が作り出した大きな不安にエネルギーを使っていたんだなぁ」ということです。
つまり「自分がいま抱えている不安は対応可能な問題である」とわかれば、得体のしれないモンスター(不安)をいつまでも心の中に飼っている必要がなく、その行き詰った状態を次のステージに進めることができるようになるみたいです。
この考え方に至る過程では自分の過去の業績を承認することがとても助けになりました。
「過去の業績」は、何も誰もが驚嘆するような偉業である必要はありません。
例えば・・・
>大学を留年せずに卒業できた
>自宅のペットの世話がちゃんとできる
>地方から東京にでてきて生活できている
>自分の意見をちゃんともっている
>仕事を工夫しながらできる
と、こんな風に一見当たり前だったり、誰が評価するわけでないところでも、自分が真剣に一生懸命取り組んでいることを思い出し、そのことを自分で承認することができると「こんなに工夫しながら頑張れる私が、これからの人生ずっとどうしようもない状況から抜け出せないなんてことになるはずない」と思えてきたのです。
もしどうしても自分の良いところがわからないし、自分を承認できないと思う人は、家族や友人、カウンセラーなどに聞いてみるのもいいかもしれません。
私はボランティアで人のご相談を聴くことを始めましたが、どの人にも他の人にはない魅力や長所があることがよくわかりました。
・抱える不安と向き合い、その正体を見極める
・自分の歴史を承認する
この2つをたびたび実行することができれば、もっと心が自由になり楽で楽しい毎日になるように思えます。